通常の矯正歯科は確かに時間がかかり、
不快感を伴うことがあります。
ワイヤー矯正は歯に取り付けた矯正装置でゆっくりと歯を動かしていく治療なので、成人の場合矯正期間が2年以上になる場合も珍しくありません。
また、表側に装置を付ける表側矯正、目立たないように裏側に装置を付ける裏側矯正共に、唇や舌に触れてしまうことで、不快感を生じることがあります。
また、装置を付けている部分は汚れが溜まりやすく、虫歯になってしまう場合もあります。
セラミック矯正は
ご自身の歯にかぶせ物を行います
セラミック矯正は、陶器と同じ素材でできているセラミックのかぶせ物をご自身の歯にかぶせることで、見た目を整える治療です。
矯正装置を使用する通常の矯正歯科の場合、2年以上かかってしまう場合もありますが、セラミック矯正の場合は最短3回の通院で理想的な歯並びを手に入れることが可能です。
1度目の治療では歯の形を整え、型取りを行います。2度目の治療で出来上がったかぶせ物を歯に取り付け、治療終了となります。
歯並び全体を整えるといった治療には向いていませんが、前歯が飛び出していたり、1本だけ気になる歯並びがある場合には適している治療になります。
セラミックは
強度が高く耐久性に優れた素材です
セラミック矯正は、今あるご自身の歯にかぶせ物を行うので、健康な歯を削らなければならず、場合によっては神経を抜いたり、抜歯が必要になるというデメリットもあります。
当院ではできるかぎり神経を抜かないで済むよう、精密な形成を行い、歯の寿命を長くできるような治療を行っています。
もちろんセラミック自体は非常に強度が高く、耐久性に優れた素材なので、ご自身の歯の様に使用して頂くことが可能です。
また、細菌が付着しにくいという特性があるので衛生的です。
真っ白な歯から
透明感のある自然な白さまで、
理想の色味を再現できます
セラミックは透明感のある白さを再現できる素材です。人の手による彩色で、ご自身の歯に近い色味を再現することはもちろん、通常の歯にはあり得ない程の白さを再現することも可能です。
歯並びをキレイに整えると当時に、キレイな白い歯も手に入れることができる治療になります。
セラミックの人工歯を作る前に大切なのが、歯型を精密に取ることができるかということです。この型が精密でないと、出来上がったものが歯に合わなかったり隙間ができてしまったりします。
当院では精密に型取りを行うために、歯肉圧排糸とシリコン印象を行っています。
歯肉圧排糸は、かぶせ物を行う歯の周りに糸を巻き付け、歯肉と歯との境目をしっかり出す処置になります。
シリコン印象は、型取りに使用する素材にシリコンを使用します。通常の保険適用で行う型取りはアルジネートと呼ばれる素材を使用しますが、この素材は型取り時にひずみが起こってしまい、正確な型を取ることが難しいという特徴があります。その点シリコンではひずみがほとんど起こらず、精密な型取りが可能になります。
約20倍まで患部を拡大できるマイクロスコープや、マイクロルーペを使用して、肉眼では見えない部分までしっかりと確認しながら治療を行います。
かぶせ物とご自身の歯のに隙間をなくすためには、シリコンによる精密印象を行うだけでなく、かぶせ物と歯の境目のガタツキをなくすことが大切になってきます。
肉眼での確認では滑らかに見えていても、拡大視野下で確認するとガタガタになっていることは間々あります。
当院ではマイクロスコープやルーペを使用して境目を滑らかにし、隙間のない、細菌の侵入しにくい治療を行っています。
当院ではグループ内で歯科技工所を運営しています。通常ですと外部の歯科技工所に患者様の人工歯の製作を依頼しますが、グループ内に歯科技工所があることにより、歯科医師と歯科技工士の意思疎通がスムーズなだけでなく、実際に人工歯を製作する歯科技工士に患者様が直接ご自身のご希望をお話しすることが可能です。
どんな色になるのか、どんな形になるのかなど、どんなことでもご相談ください。