気になる歯の症状

根管治療はなぜ再発するのか

自由が丘にある歯医者、オーラルクリニーク自由が丘 歯科&矯正歯科の歯科医師、岡田です。
根管治療を行っても、数年後に再発してしまって再度根管治療が必要になってしまう方がいらっしゃいます。
今回はなぜ再発してしまうのかということについて解説していきます。

自由が丘 歯医者 根管治療の再発
一度、治療した歯が痛む。噛んだ時に違和感があるということはありませんか?

虫歯が、歯の内部まで進行し、細菌感染を起こし神経を除去する治療を根管治療といいます。
根管治療は、歯の内部に侵入した細菌を取り除き、消毒を行った上で、防腐剤を詰めます。その後、土台を立てて、被せ物をして元の形態に近づけます。 一度は、痛みが治まっていたのに、5、6年経つと違和感や痛みがあり、調べると根に膿が溜まっている・・・なぜでしょうか?

それは、再度歯の内部で細菌が繁殖していることが原因です。

一つ目は、毎日の歯磨きが不十分で、被せ物と歯の間に汚れが溜まり虫歯になり、どんどん内部に進行し、根の先で繁殖している可能性があります。 被せ物にすると、自分の歯との境目は少なからずできてしまうので、ブラッシングやフロスは欠かせません。また、歯科医院での定期的なメインテナンスを受けることで、不十分な清掃状況を知ることができます。

二つ目は、最初の根管治療の際に、唾液が歯の内部に入り込んだり、被せ物がぴったりきていなく汚れがたまってしまうケースがあります。
保険治療では、治療内で使用できる薬剤や器具に限りがあるため、内部の清掃を完全に行うことが難しいこともあります。また、保険治療の型取りの材料だと、歯の概形があやふやに再現されてしまうこともあります。

エラーの少ない治療を選択することで、再発のリスクを軽減することができます。自分の口腔内の状況や歯の形態等を考慮して、歯科医としっかり相談の上治療計画を立てましょう。

精密根管治療についてはこちら

【監修】歯科医師 岡田幹

九州歯科大学卒業
女性歯科医師ならではの視点で、歯科治療を行います