セラミック治療のよくある質問

セラミック治療のよくある質問

セラミック治療とは何ですか?

セラミック治療とは、歯の修復や審美性の向上を目的に、セラミック素材を使用して詰め物や被せ物を行う治療法です。
天然歯に近い色や質感を再現でき、金属アレルギーの心配がないのが特徴です。
虫歯治療や歯の欠け、銀歯の置き換えなどに利用され、耐久性や審美性に優れています。
また、プラークが付着しにくいため清潔に保ちやすく、経年劣化がないため、詰め物や被せ物の下での虫歯の再発を抑制できるというメリットもあります。

セラミック治療に保険は適用される?

いいえ、されません。
セラミックは高品質な素材であり、製作や加工に高度な技術が必要なため、保険診療の価格基準では対応が難しいため、保険診療の適用外となっています。
そのため、セラミック治療に付随する治療(根管治療等)も保険適用外となります。

セラミック治療のメリットとデメリットは何ですか?

セラミックは天然歯に近い美しい見た目を再現でき、変色しにくいのが特徴です。
金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がなく、体に優しい素材です。
また、プラークが付きにくく、清潔に保ちやすいメリットもあります。
一方デメリットとしては自由診療のため費用が高くなることが多く、治療に時間がかかる場合があります。
強い衝撃が加わると割れるリスクがあり、歯ぎしりが強い方には注意が必要です。
当院では3種類のセラミッククラウン・インレーを、患者様の口腔内の状態によって提案しています。

セラミックの寿命はどのくらい?

セラミックの寿命は 平均7~15年程度ですが、適切なケアをすれば 20年以上持つこともあります。
耐久性は高いものの、強い衝撃で割れる可能性があるため、歯ぎしりや強い噛み締めがある場合は注意が必要です。
また、日々のブラッシングや定期的な歯科検診を受けることで、より長く快適に使用できます。
ジルコニアなどの高強度セラミックは特に長持ちしやすく、適切なメンテナンスをすれば寿命を延ばせます。

治療にはどのくらいの期間がかかる?

当院でのセラミック治療は、根管治療がない場合は型取りを行ってから詰め物・かぶせ物のセットまで約2週間となっています。
短期集中治療をご希望の場合は1週間程度で行うことも可能ですので、ぜひご相談ください。

セラミックは変色する?

いいえ、ほとんどしません。
セラミックは基本的に変色しにくく、表面が滑らかなため着色が付きにくいという特徴があります。
ただし、汚れが全く付着しないということはないため、定期的なメンテナンスを行うことをお勧めしております。
一方、ハイブリッドセラミックと呼ばれるレジン(プラスチック)を含むタイプのものは経年劣化で変色することがありますので注意が必要です。
ハイブリットセラミックとセラミックは別物と考えていただくのが良いと思います。

金属アレルギーの人でもセラミック治療は可能?

はい、可能です。
オールセラミックやオールジルコニア、ジルコニアセラミックは金属を一切使用しないメタルフリーのため、金属アレルギーの心配がありません。
これらの素材は体に優しく、生体親和性が高いため、アレルギーを持つ方に適しています。
一方、メタルボンドセラミックなどは内側に金属を使用しているため金属アレルギーを持つ方には不向きです。

セラミック治療後のメンテナンスは必要?

はい、必要です。
セラミックには汚れが付着しにくいという特徴がありますが、全くつかないというわけではありません。
また、耐久性に優れた素材ではありますが、歯ぎしりや食いしばりがある場合はマウスガードの使用や、嚙み合わせの調整が大切になってきます。
定期的に歯科医院に通院しメンテナンスを受けることが、セラミックの寿命を延ばすことにつながります。

セラミック治療後に再治療は必要になる?

はい、必要になることもあります。
強い衝撃や噛み合わせの問題でセラミックが破損することがあります。
また、セラミック自体は虫歯になりませんが、セラミックと歯の接着部分に虫歯が発生することがあります。
ただし、これらのリスクは歯科医院で定期的にメンテナンスを行うことで軽減することができます。

セラミック後にホワイトニングはできる?

はい、できますが、セラミックの歯には行えません。
ホワイトニングはご自身の歯を薬液によって内部から白くしていく方法です。セラミックには薬液の効果がないため、ホワイトニングをすることはできません。
セラミック後にホワイトニングを行う場合は、セラミックの歯以外の部分のみを行うことになります。
歯を白くしたいという希望がある場合は、セラミック治療前にホワイトニングを行い、行った歯の白さに合わせてセラミックの被せ物を作成する必要があります。
一度色を合わせてしまったセラミックに関しては後から変更することができないため、再度色を変えたいという場合はセラミックの歯を作り直す必要があります。

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